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SF小説「旅のラゴス」の書評

こんにちは、文庫本大好き人間です。

今回、SF小説旅のラゴスを紹介したいと思ったので書評してみます。

SF小説は「新世界より」を読んだことがあるもののそれほど好きなジャンルってわけでもなかったのだがこの旅のラゴスは誰かのブログで紹介されていて面白そうだったので購入してみた。

アマゾンで買ったのだが薄っぺらい文庫本だったのでちょっとした旅用に本棚にストックしておいた。

今回、函館に新幹線で行く旅のために封印を解いて読んでみたのだがこれがとても面白かったので紹介することにしたわけである。

世界観

世界観は宮崎アニメのナウシカの世界を想像してみるとわかりやすい。あるいはマッドマックスなんかの世界。とにかく旅が危険な世界でこの主人公も何度も襲われて死にかける。

ナウシカ好きなら確実に入り込める作品だと思う。ぶっちゃけジブリにこの小説をアニメ映画化して欲しいぐらいなんか合っていると思う。

あらすじ

旅のラゴスというだけあってラゴスが主人公であり、その主人公がこの物語の世界を旅するという物語。

まず、最初の章で旅の道中に知り合った人々と旅をともにし、女の子に恋をする。だが旅の途中なので恋は置いといて次に行く。次のところとかその次のところとかで変な人と変な事件に巻き込まれたりする。この世界では基本的に謎の超能力が使える設定なのでかなりファンタジーな出来事が起こる。

その後、争いに巻き込まれて奴隷になるが逃げ出して未開の地に逃げる。その場所が旅の目的地であるものが存在している。これを言うと面白く無いので伏せておくがここからの展開がノンストップで楽しめる感じでその後どうなるの?どうなるの?と全く読むペースが落ちないうちに最後のページに辿り着くだろう。

総評

この小説が昭和61年に書かれていたことに驚くが2016年現在全く色あせない素晴らしいSF小説であるということは断言できる。

薄っぺらくて新幹線の片道とちょっとで読めてしまったのでおそらく7〜8時間あれば読み終えることの出来る本なのだがとても心に残って浸れる本だと感じる。

おすすめ度は星5つです。

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